元祖シューティングマシーンこと前田栄一郎さん('67全日本チャンピオン・第24〜26回世界大会代表)手作りのグリップ。

木場で求められたという堅い木の塊から、鋸をひいて作って頂いた渾身の一作。弯いてみてわかったのですが、生きているように手のひらに吸い付くんです。木目もいい感じが出ているでしょう。
五月蝿い注文を聞いて頂き、申し訳ありませんでした。’03年1月15日にお宅を訪れ、目の前で最後の仕上げをしていただき、感激しました。
微調整は私が鑢をかけたのですが、ブビンガの恐ろしく堅い表面を削ると独特の樹木の香りが部屋中に漂います。
私の知り合いの皆さん、鑢とサンドペーパーをクイーバーに忍ばせ、どこかのコースかレンジで百分の1ミリの感触の世界を楽しむ姿を見ても笑わないで下さい。そのうちに手の油が染み込んだ頃には手放せない幻の逸品になるでしょう。
あわよくば今年の目標の一つ、何か自己新を更新するということも、これで達成できればと・・・。
’03年10月18日、左写真の一番左のハンドルに合わせたグリップを送っていただきました。先週前田さん宅にお邪魔して仮縫いをした後、ハンドルをお預けして最終調整をして頂きました。
写真ではわかりにくいですが、真ん中のブビンガの木に比べローズウッドの深い色と艶が特徴です。このハンドルは5月の全日本Fの後リムが折れた妻のもので、私が使うことにしました。
ただ構えただけでここしかないというポジションに手のひらが収まる等という感触は、1968年にHoyt 4PMを始めて持ったとき以来のことで、それ以上であると思います。
グリップにテープを巻いている人の気が知れないといえば言い過ぎでしょうか。
 右のグリップは妻のマトリックス用に、この前作っていただいたカリンの木のグリップ。
この3個のグリップは世界中探しても最高で無二の品であると思います。色艶と手触りを確かめたい方は試合場のFieldでお声掛けください。
’05年12月9日、左写真のPSE X−Factorにあわせて送っていただいたグリップは写真では十分感じが伝わっていないのですがインディアンローズウッドの深い色合いと偶然出たという黒い文様が素晴らしい。PSEはYamahaと互換性があるので、NRXをモデルに作ってくださいました。今日10日にうってみましたが感触は絶品。名人栄ちゃんの傑作です。
木製とは思えない細めのスロートとで十分デフレックスした深いPivotがもたらすトルクの起こりにくい作りは僕の希望を満たしてくれています。
-->後輩に貸し出し中です。。。
06年11月、Helixの純正のWoodのハイグリップを削りまくりました。
かなり低く細く削りやっと使えるようになりました。