試合での制限時間とは何ですか?
7月から試合の制限時間が3射1分半になるという噂を東京インドアの際に小耳にはさみました。
未だ決定ではなく、夏のFITAの会議で議論される事項ということになったようです。
正直なところうんざりという気分です。この噂を聞いた多くの年配アーチャーには、「もう試合出られないね」という反応がけっこうありました。3射90秒の持つ意味を直感的に知っているのでしょう。
遅いと評判らしいRobinを心配してくださる仲間も大勢いらっしゃいました。
最終的には夏のFITAの会議で議論されるやに聞いていますが、賢明な日本の指導者ならNOと言えるはずです。

弓を始めたばかりの人、私を含めた多くのアーチェリー愛好家がメダルを狙う少しの人を支えているのを忘れていると思います。(恐らく)世界のアーチェリーの世界を牛耳る者の企てに日本の大多数のアーチェリー愛好家、何よりもそれにより支えられる全日本アーチェリー連盟はきっぱりとNOと言ってもらいたいと思います。。。
別にゆっくりしかうたない私が困るから言っているのではありません。昔3射3分半の時代からスタートした私も3分・2分半・2分と対応してやってきたので多分1分半にも対応できるでしょう。

引き戻すともう後がない、風が吹けばずれても射ってしまう大勢のTOPでないアーチャーが出るでしょうこれで 

     「的の向こうにある真実を射抜け」

という深遠なアーチェリーの真髄----これは私が世界選手権に言った際監督をされた先生が指導した中学弓道部の生徒が先生から言われた言葉----を覗く事が出来るのでしょうか。

五輪・世界大会等の露出度の高い国際競技の本番でこの時間ルールを適応にしても、それ以外のドメスティックな試合にこのような類のFITAのルールをすぐ適応などというのは少し考えてゆく必要があると思います。また、もういい加減に過度に選手にストレスをかけるルールの変更は止めたらと提言する必要があるのではないでしょうか。アーチェリーはTVカメラに見せる為のルール(単に見て面白い)をこれ以上考えるべきではないと思います。
高校生にOLの団体戦(9射3分)をやらせているのも私は反対です。

スキージャンプのラージヒルのK点を実際にスタート台の上から見たことがありますが、一般のスキー愛好家が試してみる事も出来ないレベルの別世界です。
是非日本のアーチェリーの普及拡大のために何をなすべきか主体的な行動を起こす事を考えてゆきましょう。

下記のHPのコメントにも同じ思いが述べられています。今の日本のまた世界のアーチェリー愛好家にとり必要な事は何かという根っこのところでは同感です。

下記のURLをご参照いただけると日本のそして世界のアーチェリの愛好家にとって重要なメッセージが書かれています。

                                                   2005年2月7日 記す
http://www.a-rchery.com/rule2005.htm